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Mathematicsよもやま話その1

「数学が得意な人はつまずいた経験などないだろう」と思っている人は多いことでしょう。しかし、実際は違います。計算の速さを競わせるような「条件反射丸暗記」的な教育だけで育ってきた人はつまづきをほとんど意識しませんが、本当の意味で数学が得意になる可能性をもつ人は、つまずきに対して敏感なのです。

これは芳沢光雄 著『算数・数学が得意になる本』(講談社現代新書、2006年)より抜粋した文である。たしかに日頃問題を解く中で小さなつまずきや疑問を無視せずに悩むことができる人間は算数・数学だけでなく様々な分野で活躍できるようになるだろう。では、どうすればつまずきに対して敏感になれるのだろうか?

あくまで個人的な意見であるがわからない問題を先生や周りに質問するときに『この問題がわからない』と丸投げするのではなく、『こういう方針で解こうとしたがここからの見通しが立たない』といった風に自分がその問題に対してどこまでわかっているのか、どこがわからないのかを言語化して他者に説明することで疑問を明確にでき、どこでつまずいたのかを自分で気づけるようになるのではないだろうか。

参考文献 芳沢光雄『算数・数学が得意になる本』講談社現代新書、2006年

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