カテゴリー: 塾から一言

  • 塾生のみなさんへ

    みなさんこんにちは。
    勉強の進み具合はいかかでしょうか?
    定期試験が終わり、テストが返却された方も多いと思います。

    問題を解く力を伸ばすためには、テストでわからなかった問題を解き直し、繰り返し復習することが重要です。
    わからなかった問題を中心に確認し、次のテストに備えましょう!また、できた問題についても確認し、自分が苦手な問題と得意な問題をそれぞれ復習できるようにしましょう!応援しています!

  • 塾生のみなさんへ

    みなさんこんにちは。
    6月になり、今週から定期試験が始まる方も多いと思います。
    勉強は順調に進んでいますか?

    定期試験では、問題を解き始める前にまず問題全体を見て、基本的な問題や応用的な問題がどれくらい出題されているか、問題の構成を確認してみましょう。そして、自分が解けそうな問題から解き始め、時間配分なども意識しながら解き進められるとよいと思います。難しい問題も多いかと思いますが、最後まであきらめずに頑張りましょう!応援しています!

    当塾では、塾生の子どもたちだけでなく、すべての子どもたちを応援しています。みなさん頑張りましょう!

    秀学舎学習塾 塾長、ほか一同

  • 【高瀬舟】~森鴎外から学ぶ~6

    みなさんこんにちは。
    今回は、『高瀬舟』の以下の部分に着目していきたいと思います。

    暫くして、庄兵衞はこらへ切れなくなつて呼び掛けた。「喜助。お前何を思つてゐるのか。」
    「はい」と云つてあたりを見廻した喜助は、何事をかお役人に見咎められたのではないかと氣遣ふらしく、居ずまひを直して庄兵衞の氣色を伺つた。
     庄兵衞は自分が突然問を發した動機を明して、役目を離れた應對を求める分疏いひわけをしなくてはならぬやうに感じた。そこでかう云つた。「いや。別にわけがあつて聞いたのではない。實はな、己は先刻からお前の島へ往く心持が聞いて見たかつたのだ。己はこれまで此舟で大勢の人を島へ送つた。それは隨分いろいろな身の上の人だつたが、どれもどれも島へ往くのを悲しがつて、見送りに來て、一しよに舟に乘る親類のものと、夜どほし泣くに極まつてゐた。それにお前の樣子を見れば、どうも島へ往くのを苦にしてはゐないやうだ。一體お前はどう思つてゐるのだい。」

    この部分では、前回に引き続き、喜助の様子を庄兵衛が不思議に思っている場面が描かれています。喜助の様子を不思議に思った庄兵衛は、この場面で喜助に「お前は何を思っているのか。」と問いかけます。それに対して喜助は姿勢を正して庄兵衛の様子をうかがっています。

    庄兵衛はこれまで船で大勢の人を島へ送ってきましたが、その人たちはみな島へ行くのを悲しがって、とても苦しい思いをしていたようです。それに対して喜助は、それまでの罪人に比べて島へ行くことを苦にしていないようで、それを庄兵衛は不思議に思ったのです。

    島へ送られるこの場面で、「お前はどう思っているのか。」という庄兵衛の問いに対して喜助はなんと答えるのでしょうか。

    喜助の心情を想像しながら考察すると、より理解が深まります。
    ぜひ、喜助がなんと答えるのか、次の場面を予想しながら読み進めてみてください。

    引用:青空文庫・「高瀬舟」森鷗外https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html

  • 【高瀬舟】~森鴎外から学ぶ~5

    みなさんこんにちは。今回は、前回に引き続き以下の部分に着目していきたいと思います。

    「庄兵衞は心の内に思つた。これまで此高瀬舟の宰領をしたことは幾度だか知れない。しかし載せて行く罪人は、いつも殆ど同じやうに、目も當てられぬ氣の毒な樣子をしてゐた。それに此男はどうしたのだらう。遊山船にでも乘つたやうな顏をしてゐる。罪は弟を殺したのださうだが、よしや其弟が惡い奴で、それをどんな行掛りになつて殺したにせよ、人の情として好い心持はせぬ筈である。この色の蒼い痩男が、その人の情と云ふものが全く缺けてゐる程の、世にも稀な惡人であらうか。どうもさうは思はれない。ひよつと氣でも狂つてゐるのではあるまいか。いやいや。それにしては何一つ辻褄の合はぬ言語や擧動がない。此男はどうしたのだらう。庄兵衞がためには喜助の態度が考へれば考へる程わからなくなるのである。」

    この場面では、前回までの部分と同様に喜助の様子とそれに対して庄兵衞が考えていることが描かれています。

    通常、遠島を申し渡され船に乗せられた罪人はとても気の毒な様子をしていると書いてありますが、それに対して喜助は船旅でもしているかのような顔をしていると書いてあります。
    なぜ喜助は弟を殺し、罪人として船に乗せられているのに通常の罪人に見られるような気の毒な様子をしていないのでしょうか。

    弟が悪い人であったとしても、人を殺すという罪を犯していい気持ちがすることはないはずです。では、なぜ喜助は船旅をしているかのような表情をしているのでしょうか。

    また、庄兵衞は喜助に対して人の情がない悪人には見えない、また、辻褄の合わない言動もなく、気が狂っている様子もないと考えています。では、喜助のこうした様子の背景には何があるのでしょうか。

    どうして喜助は弟を殺したのでしょうか。その理由や背景について考えてみると、喜助の心情についても理解が深まると思います。
    ぜひ喜助の態度の背景に着目しながら読み進めてみてください。

    引用:青空文庫・「高瀬舟」森鷗外https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html

  • みなさんへのメッセージ

    みなさんこんにちは!
    五月も終わりに近づき、もうすぐ六月ですね。

    六月からは定期テスト期間が始まる人も多いと思います。
    みなさん勉強は順調に進んでいますか?

    みなさんこれまでの授業でそれぞれ苦手な単元、得意な単元があるかと思います。
    今のうちから授業の復習に力を入れて、テスト対策に取り組んでいきましょう。
    復習をする際には、特に授業のプリントやノートの見直しをするとよいと思います。授業で学んだことを思い出し、その後ワークなどの練習問題に取り組むことでより知識を定着させることができると思います。
    また、解けなかった問題については自力で解けるようになるまで復習を繰り返すとテスト本番でも落ち着いてしっかり解くことができると思います。

    提出物などもあり大変だと思いますが、少しずつテストに向けて頑張っていきましょう!応援しています!

  • 【高瀬舟】~森鴎外から学ぶ~4

     「夜舟で寢ることは、罪人にも許されてゐるのに、喜助は横にならうともせず、雲の濃淡に從つて、光の増したり減じたりする月を仰いで、默つてゐる。其額は晴やかで目には微かなかがやきがある。
     庄兵衞はまともには見てゐぬが、始終喜助の顏から目を離さずにゐる。そして不思議だ、不思議だと、心の内で繰り返してゐる。それは喜助の顏が縱から見ても、横から見ても、いかにも樂しさうで、若し役人に對する氣兼がなかつたなら、口笛を吹きはじめるとか、鼻歌を歌ひ出すとかしさうに思はれたからである。」

    今回は前回に引き続き、この部分について考えます。

    この部分で、喜助からは以下のような様子が読み取れます。
    ・横になろうとせず、月を見上げて黙っている
    ・表情は晴れやかで目には輝きがある
    ・楽しそうで、口笛を吹いたり鼻歌を歌い出したりしそうである

    このような喜助の様子に対して、庄兵衞はとても不思議だと感じています。

    喜助は罪人であるのに、なぜ口笛を吹いたり歌い出したりしそうに見えるほど、楽しそうな様子なのか。また、なぜ晴れやかで目に輝きがあるのか。このような喜助の様子に着目して読み進めることで、この作品への理解がより深まると思います。

    ぜひ考えながら読んでみてください。

    引用:青空文庫・「高瀬舟」森鷗外https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html

  • 【高瀬舟】~森鴎外から学ぶ~3

    「其日は暮方から風が
    んで、空一面を蔽つた薄い雲が、月の輪廓をかすませ、やうやう近寄つて來る夏の温さが、兩岸の土からも、川床の土からも、靄になつて立ち昇るかと思はれる夜であつた。下京の町を離れて、加茂川を横ぎつた頃からは、あたりがひつそりとして、只
    へさき
    に割かれる水のささやきを聞くのみである。」

    本日は前回の続きのこの部分に着目します。

    「風がやんで」「月の輪廓をかすませ」という部分からは、風がなく月がぼんやり見えている夜の静かな情景が思い浮かびます。

    また、「夏の暑さが…靄になつて立ち昇る」という部分からは、夏のじめっとした夜の空気が感じられます。

    さらに、「あたりがひっそりとして…水のささやきを聞くのみである」という部分では、船が町から遠ざかり、とても静かな様子が描写されています。また、聞こえるのは水の音だけであり、船が静かにゆっくり進んでいる様子が読み取れます。

    このように、雲や月の様子、周囲の音や雰囲気などの細かい描写から、静かで落ち着いた夜の情景が思い浮かびます。
    情景描写に注目することで、物語の雰囲気や登場人物の心情についての理解がより深まると思いますので、ぜひ注目して読んでみてください。

    引用:青空文庫・「高瀬舟」森鷗外https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html

  • 塾生のみなさんへ

    5月になりましたね。
    皆さまいかがお過ごしでしょうか。
    当塾ではサツキの花がほころび始めています。
    塾へお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください!

    さて、当塾よりお知らせがございます。

    いつもお世話になっております。
    5月11日より、定期試験対策として授業を10時まで延長して行いますので、ご家庭のご協力をお願いいたします。なお、これに関する追加の費用は不要です。

    よろしくお願いいたします。

    秀学舎学習塾

  • 【高瀬舟】~森鴎外から学ぶ~2

    今回は、『高瀬舟』の以下の部分に着目してみたいと思います。

    「それは名を喜助と云つて、三十歳ばかりになる、住所不定の男である。固より牢屋敷に呼び出されるやうな親類はないので、舟にも只一人で乘つた。
     護送を命ぜられて、一しよに舟に乘り込んだ同心羽田庄兵衞は、只喜助が弟殺しの罪人だと云ふことだけを聞いてゐた。さて牢屋敷から棧橋まで連れて來る間、この痩肉やせじしの、色の蒼白い喜助の樣子を見るに、いかにも神妙に、いかにもおとなしく、自分をば公儀の役人として敬つて、何事につけても逆はぬやうにしてゐる。しかもそれが、罪人の間に往々見受けるやうな、温順を裝つて權勢に媚びる態度ではない。
     庄兵衞は不思議に思つた。そして舟に乘つてからも、單に役目の表で見張つてゐるばかりでなく、絶えず喜助の擧動に、細かい注意をしてゐた。」

    この場面では、主に喜助の様子が描かれています。喜助はとてもおとなしく従順な態度であり、その態度は他の罪人の態度とは異なるものであると書いてあります。通常、罪人からは権力者に従い、媚びたりする様子が見受けられると書かれています。しかし、この場面では、喜助はただおとなしく従順に従っており、媚びる様子がないということが印象的に描かれていると考えられます。

    このように、喜助の人柄や様子に着目すると、よりこの作品への理解を深められると思います。

    引用:青空文庫・「高瀬舟」森鷗外https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html

  • 【高瀬舟】~森鷗外から学ぶ~1

    高瀬舟
    たかせぶね
    は京都の高瀬川を上下する小舟である。

    徳川時代に京都の罪人が遠島
    ゑんたう
    を申し渡されると、本人の親類が牢屋敷へ呼び出されて、そこで暇乞
    いとまごひ
    をすることを許された。

    それから罪人は高瀬舟に載せられて、大阪へ廻されることであつた。

    それを護送するのは、京都町奉行の配下にゐる同心で、此同心は罪人の親類の中で、主立つた一人を大阪まで同船させることを許す慣例であつた。

    これは上へ通つた事ではないが、所謂大目に見るのであつた、默許であつた。」

    高瀬舟の冒頭一節であるが、今回は特に、『所謂大目に見るのであった』、という文に着目していきたい。

    冒頭では、高瀬舟と呼ばれるものがどういったものであるか説明が為されている。抜粋した部分では特に、習わしやシステムとしての方向から解説されており、親類一名を同船させるのはあくまでお目こぼしであると明言されている。

    このとき、森鷗外はただ単に、黙認されていたとだけ書いたのではなく、『所謂』と付けている。

    これには、制度やルールの下に動いてはいても、やはり人間は情によって多少細かな部分を見逃すであろうという、森鷗外が高瀬舟で伝えたい事の”前提”が感じられる。

    勿論、そういった人間の甘さとも呼べる習性は誰しも共感し得る所ではあるが、森鷗外はそれを再確認させ、以後の話においてそれをより自覚的に意識させたかったのではないかという風に解釈できる。

    非常に僅かな表現からの解釈ではあるが、

    多様な日本語の内から、何故この表現を選んだのか、という疑問を追求することは読解における第一歩であり、肝要であると考える。

    また、高瀬舟では、罪人である喜助の境遇や科を通して、

    庄兵衛が抱いた感傷が描かれており、

    テーマとして、罪に対する人情というものがあるのが窺える。

    罪に対する人情と言えば、科人への恨みつらみというのも第一に挙げられるが、

    その経緯に同情する人間というのも連想することができ、

    この前提とも関連付けられるだろう。

    よって細かな表現のニュアンスから、作者がテーマをどのように捉えていって欲しいのか想像を膨らませるのは、作品のテーマを深掘っていく上でも有用な心構えであるように思える。

    引用:青空文庫・「高瀬舟」森鷗外https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html